中古車の状態・履歴
神奈川車両の状態・履歴に注意!
車両の状態・履歴と言っても何に注意すればよいのか?
①修復歴車(事故歴車)であるかどうか?
②メーター改ざん車であるかどうか?
③災害車、冠水車であるかどうか?
④塗装歴・交換歴があるかどうか?
⑤定期点検を受けている車かどうか?
①修復歴車(事故歴車)であるかどうか?
まず修復歴の定義について説明します。
・車本体の骨格部分が損傷していること
・その損傷が事故や災害によるもの
骨格部分の損傷とは何か?
たとえば実際に事故にあってフロントのバンパー部分だけが壊れたのでバンパーごと交換した。バンパーは車の骨格部分ではありませんので修復歴車ではありません。
バンパーの内側の骨格部分がダメージを受けた場合に事故歴となります。
②メーター改ざん車であるかどうか?
車のメーターが巻き戻されているかどうかは普通の人ではわかりません。中古車販売店で確認するには整備記録簿を見せてもらうか直接確認するしかありません。但し、中古車オークションで仕入れた場合、この整備記録簿自体無い場合もございます。当然ないことを承知で仕入れたと思いますが、この場合正直巻き戻されているかどうかはわかりません。お店の方を信用する以外方法がありません。
中古車オークション代行業者の場合、落札・購入しようとする車両の出品票でメーター改ざんの確認が出来ます。ただ中古車オークション代行業者の中には、この出品票自体を見せなかったり、すぐに出さなかったりする業者もいますので、ご注意ください。
③災害車・冠水車であるかどうか?
これも通常ユーザーの皆様は確認できません。中古車販売店の場合、試乗してエンジンなどの異変に気づけば良いのですが、それ以外はディーラーの言葉を信用するしかありません。中古車オークションの場合は先ほど同様出品票で確認できます。問題のない車両を落札すればよいでしょう。
④塗装歴・交換歴があるかどうか?
塗装板金については普通の方であれば一目見ただけではわかりにくいと思います。 メーカー製造時の塗装というのは静電塗装と言って静電気のちからを利用して凹凸なく均等に塗装することが可能です。ただ板金塗装でやってもらう時はスプレー噴射ですのでどんなに腕のある方がやっても細かい部分で凹凸が出ます。
ただ日本国内の板金塗装のレベルは世界一と言ってもいいほど完璧な仕上がりです。これに関してはまず問題は無いのではと思います。
費用面ではバンパーなど1パーツ1万円でやってくれるところから、6~7万円と非常に高いところとバラバラです。
交換歴に関してですが、例えばドアを丸ごと交換したというのは素人の方でも確認できます。ドアを開いたところのねじでドアを止めている所があります。このねじが回された形跡があるかどうかで交換歴のある、ないがわかります。ここから、この車両が単純にドアを傷つけただけなのか?それとも内部の骨格まで損傷しているのか?といった可能性まで見えてきます。
オークション代行で落札する場合はこの出品票でその交換歴・塗装歴、塗装程度まで一目瞭然です。またキズやへこみ、交換場所によって事故車扱いにはなってないけれどこの方向からぶつけられた可能性が有るなどの推測が出来ます。そこからこの車の危険性、この先のありうる故障も見えてきますので、出品票を確認させてもらえる業者というのがよい業者になるのではと思います。
⑤定期点検をしっかり受けてきた車両かどうか?
ここに関しては旧所有者がどうだったか問題なので取引している業者がどうかということにはなりませんが、まずは車両の記録簿があるかどうかというのか一つの判断材料になると思います。以前は6カ月ごとに皆さん点検を受けていたと思います。今では規制緩和の影響で車検時以外法定点検を受けない方が増えてきています。ただ法定点検を車検時以外受けてないからと言って悪い車というわけではありません。旧所有者が定期的にオイル・部品交換等をおこなっていればよい車と言えるでしょう。
これは単純に見ただけではわかりませんが傾向として、年数の割に内装などきれいな車両はメンテナンス等もしっかりされている確率が高いという事です。